あることをなさないゆえの罪

昔々のローマ皇帝で、哲学者でもあったマルクス・アウレーリウス(121年~180年)は、こんな言葉を残しています。私の好きな言葉です。“卑怯者にならないため”に、いつしか諳(そら)んじていました。

『あることをなしたために、不正である場合のみならず、あることをなさないために、不正である場合も少なくない』

この言葉は、こういうことです。誰かが、力のある者から、暴力(迫害、いじめ等)を受けている。自分はそれを目撃してしまった。でも自分も被害者にならないように、息をひそめてしまった。とても辛いことです。そして、人は生きている限り、大なり小なりこういう場面に遭遇すると思います。同時に「この問題に深入りするのは危険だ。深く考え過ぎると泥沼にはまる」とも思います。

私は自分を、格段に正義感に溢れている人間だとも、道徳的な人間だとも思いません。でも卑怯者には絶対なりたくないので、自分の価値判断と基準を信じて、“なさない弱い心”と戦っていきたいと思います。

今日の切り絵は、「卑怯者になるな」と教わった頃(上履きを履いていた頃)です。

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