ミャンマーからの若者

しばしばお店を訪れてくれる、二十歳そこそこの若者がいます。ミャンマー(ビルマ)出身で、ひとり暮らしをしています。ウチの愛犬さんちゃんときゅうちゃんと会うのが楽しみなようです。とても爽やかな青年で、日本語も上手です。ミャンマーは親日国といわれ、日本を好きな人が多い国です。

現在。ミャンマーでは内乱が続いています。私には、報道される以外の知識はありませんが、読むと胸が締め付けられます。『内戦が続くミャンマーで借金返済のため臓器を売る人が急増中だ。インドで移植手術を受ける例が多く「腎臓一つ700万チャット(実勢レートで約25万円)が相場」。軍事政権下の経済混迷が背景にあり、経験者は「生きるために他の方法がなかった」と証言する。(共同通信)』等々…。辛い現実です。私は今、日本で暮らしていることに幸運を感じます。彼も複雑な気持ちを抱えながらも、同じだと思います。

ミャンマーの人は優しく、困っている人がいれば助ける人が多いといわれています。仏教の思想がベースにあるため、進んで手を差し伸べる考え方が強く、頼まれごとを引き受けてくれる人が多いそうです。

彼の実家は、ミャンマーで比較的裕福な家庭であり、彼は内乱や徴兵を避け、日本で大学に進学をするために来日しました。しかし学費は自分で稼ぐしかなく、今はその準備のために、懸命に働いています。

今日の写真は映画『ビルマの竪琴(1956年公開 市川崑監督)』の1シーンです。一緒に観ました。ビルマ(ミャンマー)では当時、国民にとって不適切と思われかねない表現が一部あったそうで、一般公開はされませんでした。私は、彼にビルマの文化について教わり、その代わりに、彼の聞き取り辛い日本語について、補足説明をしながら観ました。「ビルマの竪琴」が奏でる音楽が、ビルマと日本の両国民の心を近づけるというテーマの、美しい映画です。

#ミャンマー#内乱#愛犬#親日国#ビルマの竪琴#おうちカフェさんちゃん#おうちカフェ#小さいカフェ#柏市

おうちカフェ さんちゃん

こんにちは!「おうちカフェさんちゃん」です。皆様が気楽でのんびり過ごしていただけるお店です。季節の移ろいを丸窓から眺めながら一息つきに来てくださいね。

0コメント

  • 1000 / 1000