ゴッホの手紙
上野の東京都美術館で「ゴッホ展(家族がつないだ画家の夢)」が開催されています。
この展覧会では、ファン・ゴッホ美術館の作品を中心に、ファン・ゴッホの作品30点以上に加え、日本初公開となるファン・ゴッホの貴重な手紙4通なども展示されています。
「ゴッホの手紙」といえば、1961年に発行された『ゴッホの手紙』(訳 硲伊之助 岩波文庫』が有名です。ゴッホ(1853年~1890年)が一発の銃弾で37歳の生涯を閉じたとき、世の中はその作品をガラクタとしか見ていませんでした。この書簡集はこうした世の無理解や悪意と戦って画業に燃焼しつくした天才の類まれな魂の記録です。
読んでいて、記述が細々、淡々としており、飽きてしまうこともありましたが、読み進めるうちに、何とも味わい深いものを感じました。世間から全く認められない、孤独な人間が、不安と混乱のなかにいても、自暴自棄になることなく、優しさや向上心を失っていないことに、静かな感動を覚えます。
ゴッホの絵は、生涯で1枚しか売れませんでした。彼が評価され始めたのは、死後20年も経ってからです。
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