ゴジラ像

地下鉄の日比谷駅を出ると、日比谷シャンテのすぐそばに、今日の写真のゴジラ像があります。

結構な迫力です。ゴジラを題材にした面白い短歌を紹介します。

「あの虹を　無視したら撃て　あの虹に　立ち止まったら　撃つな ゴジラを」(木下龍也1988年～)

さあ、どのように解釈しますか？　私は以下のように思いました。

「ゴジラ」は、強大な存在であり、脅威の象徴です。「虹」は、美しさや希望の象徴です。つまり、『「ゴジラ(脅威なもの)」が「虹(美しさや希望)」を見て立ち止まるようなら、ゴジラを撃つな。逆に虹を無視するなら、ゴジラを撃て』ということでしょう。

たとえゴジラが“脅威”であっても、ゴジラに虹を認め、美を感じる感性があるようなら、撃たないで欲しいという、異質との共存や理解の可能性を詠った短歌だと思います。

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