大岡裁きの南町奉行所
友人たちと、JR有楽町駅中央口前広場の旧南町奉行所跡で待ち合わせをしました。今日の写真です。なんともナイスな待ち合わせ場所です。南町奉行所といえば、名奉行 大岡越前守忠相が名裁判を行った場所ですね。「あれっ?」と思ったのは、東京都指定旧跡なのに、左下にAC電源端子のようなものが見えることです。名所の一つなのに…。ご愛敬ですね。
さて、大岡越前はここで、人情味溢れるこんな裁定をしました。2つ紹介します。
(子争い) 二人の女が同じ乳児を、「自分の子だ」と言い張り裁判となった。どちらも主張を譲らないので、乳児を両方から引っ張ることになった。乳児が痛がるのを見た一人は、手を離した。もう一人が手に入れたが、越前は勝った女に「お前は偽者だ。親なら、乳児が痛がれば手を離す」と言った。
(三方一両損) 吉五郎が3両を落とした。金太郎が拾い、返そうとした。しかし吉五郎は「落としたものは受け取れねぇ」と言い、金太郎は「拾ったものは貰えねぇ」と互いに譲らず、裁判となった。越前は、双方の言い分に理を認め、自らの1両を加えて4両とし、2両ずつ吉五郎と金太郎に分け与えた。吉五郎と金太郎は1両を失ったが、越前も1両失った。三方一両損となり、その場を見事におさめた。
さて、感想です。(子争い)は、「他に解決する方法もあったのではないか」と思いました。「赤ちゃん、最初、痛かったろうなあ」と思いました。(三方一両損)は、「大岡越前が1両を払う理由がわからない」と思いました。彼の生きていた江戸中期。1両は今の20万円位です。彼ら3人の江戸っ子の“きっぷの良さ”には、驚きとともに感服してしまいます。
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