木蔭(こかげ)
夏の散歩に大切なことは、日陰を探すことです。炎天下を歩き続けるのは危険です。
「60分間、歩くのなら、50分間は日陰を歩きたい」と思います。日陰を探して歩くのは、結構頭を使う楽しい作業(遊び)です。太陽を避けるためにコースも考えなくてはなりません。
小さな林や森に入ると5℃位、気温が下がります。何とも得した気分になります。夏のこの時期、ウチの近くを1時間から1時間半位の散歩をするとき、そんな場所を4箇所程ハシゴします。
こんな俳句があります。「緑蔭に 染まるばかりに 歩くなり」(星野立子1903年~1984年)
意味は「緑の木陰の中を、まるで自分まで緑色に染まってしまうほどに歩いている」でしょう。
この句には、派手な出来事は何もありません。「歩く」という日常の動作だけです。しかし、その何気ない歩みが、豊かな緑によって、静かな感動を生んでいます。
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