雲
今日の早朝、散歩をしていたら、天気がみるみるうちに良くなりました。雲がゆったりと流れていきました。多くの人に愛されるこんな詩を思い出しました。
雲 [作者 山村暮鳥(やまむらぼちょう)1924年]
おうい雲よ
ゆうゆうと 馬鹿にのんきそうじゃないか
どこまでゆくんだ
ずっと磐城平の方までゆくんか
作者にとって、雲は友だちなんだなと思います。童心のままに、なんとなく口に出た言葉のようです。
「おうい雲よ」と呼びかける雲までの心的な距離はどのくらいでしょう。遠すぎも、近すぎもない丁度いい距離なんでしょう。
「ゆうゆうと/馬鹿にのんきそうじゃないか」と雲に呑気に話しかけられる感性が素晴らしいです。
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