赤いダリア
今日も散歩の途中で見つけた花です。昨日、白い花をとりあげたので、今日は赤い花です。
北原白秋の代表的な短歌にこんなのがあります。
「君と見て 一期の別れ する時も ダリアは紅し ダリアは紅し」
読み方:きみとみて いちごのわかれ するときも だりあはあかし だりあはあかし
意味:君と向かい合い、最後の別れをするこの時も、ダリアは赤い、ああ、ダリアは赤い
「今、自分たちにはこんなに淋しい別れが訪れているのに、ダリアはいつもと同じく赤く美しい」という男の心情でしょう。「ダリアは紅しダリアは紅し」と繰り返しているのはその思いの強さでしょう。
確かにダリアは花色が鮮明で、人の強い思いを投影するのにうってつけの花のような気がします。
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