たくさんのひまわり
柏市のあけぼの山農業公園のひまわりは今、見頃を迎えています。朝早くに愛犬と一緒に見に行きました。
たくさんのひまわりを見てフィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホを思い出しました。ゴッホは7枚のひまわりを描きました。なぜ何枚も描いたのでしょう。
ゴッホは、南フランスのアルルに黄色い家を借りました。画家仲間を集め、生活共同体を作るためです。その家の食堂にひまわりを飾るつもりでした。人数分のひまわりを描こうと計画していました。
なぜひまわりなのでしょう? ひまわりは太陽の方角を向く植物です。常に理想を追いかける芸術家の象徴とゴッホは考えていました。
ゴッホは仲間たちにアルルへの招待状を送りました。しかし仲間たちは一向に来る気配をみせません。
なぜなら仲間たちは彼の性格をよく知っていたからでした。ゴッホは思い込みが激しい性格でした。適切なコミュニケーションができません。仲間は、面倒くさい性格のゴッホとの生活を避けました。
そして1888年、ついにゴッホはゴーギャンとの共同生活を開始しました。しかし色々と面倒なゴッホと、クセのあるゴーギャンの生活が上手くいくはずがありません。彼らの共同生活は間もなく幕を閉じました。
その後、ゴッホは精神疾患を患い病院へ入院します。退院後再び、一人寂しく、黄色い家でひまわりを描いていたそうです。最後のひまわりを描いたのは真冬、寒い1月のことでした。
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