歌舞伎役者と覆面レスラー
歌舞伎役者の隈取と覆面レスラーのマスクは似ていると思います。知っていることを少し書きます。
歌舞伎の隈取
基本的に隈取には、赤、青、茶の3種類があります。赤は、正義感あふれた熱血さを表現するヒーローカラー。よく戦隊ものなどでもリーダーに赤が使われていますが、そういったイメージは実は歌舞伎に端を発するものなのでしょう。逆に、悪人は冷血さを感じさせる青を使って、禍々しさを演出しています。そして、茶は代赭隈(たいしゃぐま)とも呼ばれ、人以外のもの、動物や神の化身のような役どころが多いそうです。
覆面レスラーのマスク
覆面レスラーはメキシコのプロレスに多く存在します。メキシコで伝統的に覆面レスラーが多いのには理由があります。長い歴史のなかで、プロレスラーは昼間、他の職業についていたため、夜に試合を行う場合が多く、正体を隠す必要があったのです。このエピソードはいいですね。地道に働くおじさんぽくって、かっこいいなあと思います。
今日の切り絵は、歌舞伎役者とミルマスカラスです。
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