箱根神社で厄除け
今日は、大学時代の剣道部同期の友人たちとの箱根旅行について(その4・最終回)です。
今年は、私たちの多くが厄年でした。そういうわけで、今回の参加者全員の16名で、箱根神社に厄払いのお祓いを受けに行きました。今回の旅行の一番の目的だったと思います。箱根神社が今日の写真です。
「数え42歳の大厄のときも、この人たちと一緒に厄払いのお祓いを受けたなあ」と思い出しました。そのときは名古屋市の熱田神宮でした。人生の節目の年に集うのが、私たちの運命(さだめ)なのでしょう。
「みんなで酒を呑んで、みんなで厄払いをする慣わし」は今回も堅持されました。
前日の宴会で、乾杯の発声をした大阪から駆け付けた友人はこう言いました。「みんなの長生きを願って乾杯!」。そうだよね、還暦前後の乾杯には、「長生きを」が一番似合う表現だよね、と思いました。
集まった同期たちは平素、いろんな立場で生きています。『まだ定年前、これまで同様に働いている者』、『早期退職をした者』、『再就職、再雇用、再任用で働き続ける者』、『これからどうするか思案中の者』、『趣味を極めんと研鑽を積む者』…。健康状態も家族の在り様もそれぞれです。「考えることや悩み多き年代だなあ」と思いました。「長生きを願って乾杯」。そう、長生きをしてたくさん会いましょうね。
楽しかった同期旅行も終わりました。皆との別れ際、中村雅俊さんの唄『ただお前がいい(作詞 小椋佳)』の一節を思い出しました。箱根旅行は、初老になった私たちの「俺たちの旅」だったに違いありません。
ただお前がいい 落とすものなど なんにもないのに 伝言板の左の端に
今日もまた一つ 忘れ物をしたと 誰にともなく書く そのくり返しを その帰り道に笑うお前
また会う約束などすることもなく それじゃまたな と別れるときの お前がいい
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