2人は62歳のアイドル
9月27日(水)朝日新聞夕刊に、面白い記事を見つけました。抜粋して紹介します。
『還暦を過ぎ、ともに「おばあちゃん」になった女性2人が、アイドルデュオとして奮闘している。名前は「ミュンとヤヨ」。ある日のコンサート、都内の老舗CDショップ内のステージに立った。お決まりのキャッチフレーズは「2人合わせて124歳。天国に一番近いアイドルです!」。キャンディーズや松田聖子の昭和歌謡のヒット曲やオリジナル曲を踊りながら歌う。「賞味期限は過ぎても、消費期限まではあと少しあります!」。曲間のトークで笑いをとる。
50歳を過ぎた頃、ミュンさんがヤヨさんを誘った。「アイドルやってみない?」。「これからは自分のために時間を使おう」と意気投合した。
イベントで地方に行く際は、高速バスや格安航空会社を愛用する。車中泊は当たり前、たまに泊まるホテルも2人で1泊5千円までと決めている。「ステージで歌える幸せにはかえられない」と言う。彼女たちはまだまだ満足していない。「やるからには、テレビに出て有名になり、街角で、“あの人知ってる!”って言われたい。もっと売れたい」』
いやあ~、私はこの記事に、とても心を動かされました。人生は一回だから、好きなように生きたいと思っても、なにしろ先が長いものだから、若いうちはなかなか思い切ったことはできないものです。しかし歳を重ねれば状況は変わります。「もう、好きにやってもいいかな」と思います。
彼女たちがこれから先、国民的な売れっ子になるとか、紅白歌合戦の出場歌手になるとか、そういうことは私にはわかりません。ともあれ生き方が素敵です。精一杯倹約しながら、夢を追い続ける姿に勇気づけられます。
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