春一番
先日、春一番が吹きました。「もうすぐ春だなあ」と思いました。
今日は、春一番が吹くと、思い出す唄の話しです。
春は始まりの季節。私は少し苦手です。何かが始まるというのは、不安が伴うからです。
私は、中学生から高校生になるとき、入学前から、高校の剣道部の練習に参加しました。
時代もあったのでしょう。体罰は日常。ビシバシ殴る厳しい顧問の先生にビックリしました。一年坊主の心得を上級生からみっちり教わり、失敗すると説教をされるピリピリとした日々が始まりました。
そういう頃の記憶って、私の場合、何故か、当時の流行り唄とともにインプットされています。
練習後、「くそったれ、頭にくる。あ~あ、でも明日も稽古かあ」と街を歩いて帰る途中、キャンディーズの「微笑がえし(1978年発売)」が流れていました。
新しい生活が始まる歌詞の内容です。「全然、僕とは状況が違うけど、いい唄だなあ」と思いました。
歌詞の一部を紹介しますね。
「春一番が 掃除したてのサッシの窓に 埃の渦を踊らせてます
机 本箱 運び出された荷物のあとは 畳の色がそこだけ若いわ
お引っ越しのお祝い返しも 済まないうちに またですね
罠にかかった兎みたい 嫌だわ あなた 煤だらけ おかしくって 涙が出そう
ワンツースリー あの三叉路で ワンツースリー 軽く手を振り 私達 お別れなんですよ」
今日の切り絵は、春一番を吹く雲です。
0コメント