さいたま市 田島ヶ原のサクラソウ
今日の切り絵は、「サクラソウ」です。
「サクラソウ」の花言葉は、「初恋」、「無邪気」、「少年時代の希望」、「青春の喜びと悲しみ」などです。埼玉県さいたま市田島ヶ原は、サクラソウの自生地です。国の特別天然記念物に指定されています。
私は少年時代、サクラソウ自生地の近くに住んでいました。
サクラソウは、昔から日本人に大変愛されてきた花です。徳川家康がこの地へ鷹狩りに訪れた際、その美しさに惚れ込み、江戸城まで持ち帰ったという話しもあります。小林一茶は、「我が国は 草も桜を 咲きにけり」とサクラソウを詠みました。日本では、草といえども美しく咲くという意味です。
群落衰退の危機に瀕したときもありましたが、旧浦和市内を中心に研究者や愛好者などが保護に努め、現在に至っています。
さて、今週末に中学時代の同窓会があります。当時の思い出とサクラソウは私の中で結びついています。
残念ですが、私は同窓会には、今回参加できません。「行きたかったなあ」とつくづく思います。
でも、旧友達がどこかで、サクラソウを保護するように、旧交を温めている情景を思うと、やはりホカホカとした気持ちになります。
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