月の満ち欠け(下弦の月)について

今夜(3/4)は晴れていれば、下弦の月が見えます(深夜0時から早朝6時頃が見頃だと思います)。

私はずっと、下弦の月とは弦の部分(直線の部分)が下になっている月と思っていました。それは間違いです。下弦の月は、真夜中の0時頃に弦を上に向けた形で東の空から昇り始めます。下弦の月は、左側から太陽の光を受けるため、地球からは左半分だけが明るく光った月です。最近、知りました。

「じゃあ何で下弦なの?」と思い、調べました。今日は3月4日ですが、旧暦では、1月24日にあたります。下弦の月とは、旧暦の下旬の「弦月」ということだと思います。多分!

今日はそんな切り絵です。

西行(1118年~1190年)に月の満ち欠けについて詠んだ素敵な短歌があります。

『なにごとも 変はりのみゆく 世の中に おなじかげにて すめる月かな』

意味:世の中のことは、なにごとも変わっていく。しかし澄んだ月の満ち欠けはいつも変わらない。

西行の生きた時代と、私たちは同じ月を見ています。そう思うと、感動します。そして今も、もし旧暦が続いていたら、私たちはもっと月に親しんでいたのではないかと、思わずにはいられません。

おうちカフェ さんちゃん

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