ぼたもち
今日、3月17日は彼岸入りです。そして20日が春分の日、23日が彼岸明けとなります。
子どもの頃、お彼岸にお墓参りをして、親戚の家に寄ったとき、「わ~、おはぎだ。美味しそう」と言ったら、年上の従妹に「ぼたもちだよ」と言われました。しばらくして、またお彼岸のとき親戚の家に行ったとき、「わ~、ぼたもちだ」と言ったら、「おはぎだよ」と言われました。
味も形も同じでした。「世の中には、何でも否定したがる人がいるから、仕方ない」と思いました。
そして最近、「おはぎ」と「ぼたもち」の違いを知りました。もっとも双方、基本的に同じ食べ物です。違うのは、食べる時期が違うだけです。「おはぎ」は、萩の花が咲く秋の彼岸で食べます。一方の「ぼたもち」は牡丹の季節、春の彼岸で食べます。
ぼたもちと言えば、「棚から牡丹餅」です。思いがけない幸運を得るという意味。由来は昔話です。「棚の下で寝ていたら、牡丹餅が何かの拍子で落ちてきて、開けていた口の中に入った」というものです。
こんな偶然は、まずないでしょうねぇ。
今日の切り絵は、「牡丹のぼたもち」です。
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