米粒の糊(のり)
切り絵を作るのに、スティック糊は必須です。しかし、たまに切らして作業が滞ることがあります。そんなときは、「何か変わりはないか?」と探します。そして思い出したのは「米粒の糊」でした。
私がまだ幼い頃、母は紙同士をくっつけるのに、米粒を潰して、糊の代わりにしていました。封筒に封をするときなどですね。多少、接着面が凸凹になりましたが、案外、ちゃんとつきました。昭和40年代位までは、各家庭で普通に行っていたことだと思います。
「よし、やってみよう!」と令和のこの時代、私は「米粒の糊」を即席で作りました。
結果は…。思ったより、しっかりと接着しました。めでたし、めでたし。しかし…。同時に大切なことに気付きました。「そのうち、糊がカビるのではないか」。お正月の鏡餅の末路の通りです。成分は同じですからねえ。ダメじゃん。今度、カビない方法を調べてみようかな。
今日の切り絵は、米粒の糊です。
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