長崎孔子廟を訪れて!(長崎旅行④)
「論語」を読むのが好きです。「論語」は、孔子とその高弟の言行を、孔子の死後に弟子が記録した書物です。内容は簡潔で、儒教の入門書とも言われます、
さて、宿泊地から徒歩圏内に長崎孔子廟がありました。それは、1893年に、清国政府と在日華僑が協力して建立したものです。建物の随所に壮麗な伝統美を凝らしたものが見られます。日本で唯一の本格的中国様式の霊廟だそうです。
中国も日本も東アジアにある国です。孔子の「論語」が多くの人々に読まれてきたのも共通です。でも日本には「論語」という書物だけが入り、儒教のもつ、体制や生活秩序は入ってこなかった。それは海に隔てられていたからでしょう。「日本は、それでよかったんじゃないかな」と私は思います。儒教そのものを全て受け入れるというより、個人が「論語」のなかから、自分にあった教えを選んで学ぶというのが、日本人的な学習の姿だと思うからです。海と出島のある長崎市で考えたことです。また「論語」を読もうっと。
今日の写真は、「長崎孔子廟」の正面玄関です。
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