鉄塔を見上げたら思い出した映画:『鉄塔武蔵野線』(1997年)

晴れた朝、自宅近くにそびえたつ鉄塔を見上げたら、思い出した映画があります。『鉄塔武蔵野線』。あらすじを紹介します。

小学校6年生のその少年は両親が離婚するため、東京から長崎へ引っ越すことになっていた。

東京での最後の夏休み、少年は近所の鉄塔に掲げられた"武蔵野線71"というプレートを発見する。そのとなりの鉄塔には"武蔵野線70"という文字。もうすぐ別居する父も鉄塔が好きだった。

少年は2年下の弟とともに、鉄塔の番号を逆にたどる旅に出る。鉄塔を見つけたら、そのすぐ下にビールの王冠を埋めていくのだ。しかし自転車がパンクし、日も暮れてきたことから、不安になった弟は家に帰ってしまう。少年はそれでも旅を続けることにするが…。

「子どもの旅」というのを思い出させてくれる作品でした。新幹線や飛行機に乗ることは無理でも、川や電線をたどっていく旅なら可能です。

「あの向こう側には何があるのかなあ?」。自分の足を使い確かめる満足感や高揚感。

映画『鉄塔武蔵野線』は、そんな子ども時代のわくわく感を呼び起こしてくれるロードムービーでした。

そして『鉄塔武蔵野線』の少年の状況はシリアスです。

「どうして東京を離れて長崎へ行かなきゃいけないの?」、「どうしてお父さんとお母さんは別れて暮らすの?」、「どうして大好きな友だちと離れ離れにならなきゃいけないの?」…。

そう、彼の心は寂しさで満ちていました。そして、一人になっても、意地になって一生懸命に、鉄塔を巡りました。最後(鉄塔武蔵野線1)まで行けば、願いが叶うと信じたかったのでしょう。

今日の写真は、私の住む街の鉄塔田中線です。あなたの住む街の鉄塔の名前はなんですか?

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