雨やどり

秋の空は気まぐれです。朝、愛犬と散歩をしていたら、ポツ、ポツと通り雨が降り始め、瞬く間に本降りになりました。丁度、木が鬱蒼としている場所にいたので、雨を避けるために、しばらく木陰に身を寄せていました。「となりのトトロのあの場面って、こんな感じだったのかなあ」と思いました。まだ朝の５時半。あたりに人もなく、動く雲と雨粒の音ばかりが気になりました。

一時すると、雨はほとんど止みました。でも、また強まりそうです。完全に止むまで待てればいいのですが、お店の仕込みもまだ途中。意を決して、再びさんちゃんときゅうちゃんと歩き始めました。「また降ったら、次はどこで雨やどりをしよう」。そればかり考えていました。案の定、また強く降り始めました。ＯＫ。次は教会の軒下に避難しました。神父さんの幸せは、人(と犬)を救うことに違いありません。見とがめられることはないでしょう。何だか遊んでいるようで、楽しい気分になってきました。

家に帰ったときは、空にうっすらと虹が架っていました。

今日の写真は、さだまさしさんのヒット曲「雨やどり(1977年)」のレコードジャケットです。『それはまだ私が神様を信じなかった頃　９月のとある木曜日に雨が降りまして～♪』。佳い唄です。

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