りんご
閉店時間の間際。後片付けをしていると、今まで2回ほど来店してくださった若いお嬢さんが、「こんばんは」とコンコンと戸を叩き、お店の前にいらっしゃいました。「あら、どうぞお入りください」と言いましたが、「いえ、今日は、山形に里帰りしたときに持ち帰った林檎のおすそ分けです」とのこと。ありがとうございます。とてもうれしかったです。
そのりんごが今日の写真です。「シナノスイーツ」という品種。甘くてシャキシャキとした食感が特徴で、ジューシーさと濃厚な甘味が味わえます。
りんごといえば、山村暮鳥(1884年~1924年)の詩が有名です。紹介します。
『りんご (山村暮鳥)
両手をどんなに 大きく 大きく ひろげても かかえきれないこの気持ち
林檎が一つ 日あたりに転がっている』
解釈は2つに分かれると言われます。作者は幸せな気持ちで書いたというもの。もうひとつは、不幸せな気持ちで書いたというものです。
う~ん、どちらでもないと私は思います。「かかえきれないこの気持ち」というのは「かかえきれないほどの様々な気持ち」だと思います。
山形に帰省して、またこちらに戻ってきたとき、りんごを抱えて、お嬢さんにはいろんな気持ちが去来していたと思うんですよね(私の推測ですが)。
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