読むと面白い! 大学入試共通テスト(理系)問題の文章
大学入試共通テストの問題文には、まるで物語のように始まるものが散見します。最近の流行りです。「日常生活と関係した設問です」との出題側の意図でしょうが、受験生のなかには「解答作業とは関係ない」と憤りを感じている者もいると思います。試験ではなく、平常時なら笑って、ツッコミを入れたくなるような文もあります。
今回はそんな話しです。2025年の数学では、こんな前提から始まる問題がありました。
『花子さんと太郎君は公園にいる。彼らの目の前には、二つの小さな噴水と、一つの大きな噴水がある。「噴水の水が描く曲線は、放物線だから、その法則を利用して噴水の高さを調べようよ」と、2人は話し合った』。
ねっ、ツッコミどころ満載でしょ。稀有な二人です。デートをしている高校生が、こんなことを普通、話すでしょうか? 漫才みたいです。そして、どうしても高さを知りたいのなら、少なくとも噴水が三つもある(日比谷公園のような)公園ですから、管理事務所に行って、聞けばいいのです。ネット検索をしてもいい。余計なお世話かもしれませんが、計算をしたいのなら、中学校で習う、三平方の定理を使う方が簡単だと思います。
「ああでもない、こうでもない」と理系の話をするのが、2人の幸せなのでしょう。
今日の絵は、実際の大学入試共通テスト(数学Ⅰ,数学A)で使われていた挿絵です。
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