珍しい職業
朝、愛犬と散歩をしていたら、千円札を拾いました。この3年で2回目です。「早起きは三文の徳(得)」というのは、朝は人もあまりいなくて、お金も見つかりやすいので、そう言うのかもしれません。
「落ちているお金を拾い、生業を立てている人がいる」という文章を、昔、読んだことがあるような気がして、家の本棚をゴソゴソ探したら、見つかりました。『粋で野暮天』(出久根達郎 文春文庫 2001年)というエッセイ集のなかの一節でした。
彼らは、ジュースやタバコの自動販売機の前で、しゃがみ、のぞみこみ、小銭を拾うそうです。次々と行います。服装はごく当たり前のサラリーマン風だそうです。四半世紀前の本ですが、東京駅だけで、それを職業としている人が2~3人いたそうです。「地見屋(じみや)」といいます。
今はカードで支払う人が増えて、地見屋さんも大変だなあと思います。そして、彼らは困った人たちかもしれませんが、悪いことをしているとは思えません。
『僕らはみんな生きている 生きているから・・・♪』。今日の切り絵は、「拾う人」です。
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