演歌

演歌を聴きますか?

私は、50代後半から60代前半までが「演歌を積極的に聴く者が一定数いる最後の世代」ではないかと思っています。

この世代はサザンオールスターズやユーミンを好んで聴いた世代だと思いますが、同時にテレビやラジオから、演歌が頻繁に耳に入ってきた世代でもあります。

「女のみち」(ぴんからトリオ 1972年)、「なみだの操」(殿さまキングス 1973年)、「北の宿から」(都はるみ1977年)、や石川さゆり「津軽海峡・冬景色」(石川さゆり1977年)、「おもいで酒」(小林幸子1979年)・・・。

私は演歌を、そんなに好んで聴くほうではありませんでしたが、たくさんの曲を知っています。

演歌は1970年代に最盛期を迎えたそうです。カラオケの登場により、多くの人に唄われるようになりました。しかし、1980年代後半から陰りが見え始めます。現在の音楽市場規模を調べてみると、ポップスが91%を占めるのに対し、演歌の割合は1.4%にとどまっているそうです。この10年間で、演歌のコンサート動員数は30%減少しました。

「こんなことでいいのだろうか?」と初老の日本人として思ってしまいます。シャンソン、タンゴ、ブルース、ロック、ゴスペル・・・全ての音楽に発祥の地があるように、演歌、歌謡曲は、日本が発祥です。大衆歌謡とか、一段低く見たり、カッコ悪いと言うのは、自分たちの文化の否定だと思います。

作家の五木寛之さんは、小説「艶歌」のなかで、主人公に、演歌の歌い方は「差別され、踏みつけられている人間が、その重さを歯を食いしばって全身ではねのけようとする唸り声」であると言わせています。そうかもしれません。今日の切り絵は、演歌歌手です。

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