知らぬが仏
「知らぬが仏」という諺は、事実を知らないが故に心を乱されず仏のようにいられるという意味です。
「言わぬが花」という諺は、言わないほうが良い。言ってしまうと、身も蓋もないという意味です。
生きていると、この二つの諺を、「そのとおり」と思うときと「そうではない」と思うときがあります。
昔、まだ若いとき、実直で厳しく、怖い先輩にお小言を頂戴したときがあります。豊かな人間性を感じさせてくれる方でした。私は神妙な顔をして、下を向いて拝聴していました。すると、先輩のズボンのチャック(社会の窓)が全開であることに気付きました。「言わぬが花」です。「笑わないぞ、笑わないぞ」と自分に何度も言い聞かせました。
先輩は突然、「知らぬが仏という言葉もあるが…」と例え話を始めました。先輩のズボンのチャックは、相変わらず全開です。『今、その言葉はなし』と心の中で叫びました。知らぬが仏です。
互いの気遣いが大切、と悟りました。今日の切り絵は、仏です。
#知らぬが仏#言わぬが花#ズボンのチャック#仏#笑い#切り絵#おうちカフェさんちゃん#おうちカフェ#小さいカフェ#柏市
0コメント