映画『12人の怒れる男(1957年)』のヘンリー・フォンダ
映画史に残るシドニー・ルメット監督のアメリカの法廷を舞台にした名作です。今日の切り絵のヘンリー・フォンダ(1905年~1982年)演じる陪審員8号が格好良かったです。こんなあらすじでした。
「父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、陪審員が評決に達するまでの、一室で議論する様子を描いている。法廷に提出された証拠や証言は、被告人である少年に不利なものばかりだ。陪審員の大半は、少年の有罪を確信していた。全陪審員一致で有罪になると思われたところ、ただ一人、陪審員8号だけが少年の無罪を主張する。彼は他の陪審員たちに、固定観念に囚われずに、証拠の疑わしい点を一つ一つ再検証することを要求する。陪審員8号による疑問の喚起と熱意によって、当初は少年の有罪を信じきっていた陪審員たちの心にも徐々に変化が訪れる」
シナリオには、陪審員8号の人物について、以下のように説明されています。
『物静かで、思慮深く、穏やかな男。どの疑問もあらゆる角度から検討し、常に真実を追求する。彼は他者に対する深い思いやりをもった強い男である。何より重要なのは、正義が行われることを望み、そのためには敢えて闘う男であることである』
逆転される恐れのない権力者や多数派に身を置き、そこから正義を振りかざそうとする人は結構います。そんな人たちは「邪悪な人」より始末におえないと思います。
「陪審員8号の強さをもちたい」。自分の信念が揺らぐとき、自分に言い聞かせます。
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