映画の楽しみ方を学んだ番組

芸術の秋です。今日は映画の話です。

私は映画の見方を、淀川長治さん(1909年~1998年)が解説をしていた「日曜洋画劇場」(1966年~1998年)から学びました。小学生や中学生の頃、自然に覚えたと思います。いつもこんなパターンでした。

① 淀川さんが映画の本編が始まる前に登場し、これから放送される映画の「見所」を語る。

② 映画は「吹き替え版」で放送、2時間枠に収まるように、大胆にサイズカットされている。

③ 映画の放送が終わった後、淀川さんが再び登場し、その映画について改めて「解説」する。

映画の本編と同じくらい、淀川さんの解説を楽しみにしていました。彼はいつもニコニコしており、決して、その映画のことを悪く言いませんでした。私はまだ子どもでしたが「この人は凄い!」と思いました。淀川さんは、まるで映画博士であり、映画の語り部でした。いくら「映画が好き」と言っても、ここまで突き抜けて「好き」を貫けるというのは、本当に凄いと思いました。

淀川さんには、ポリシーがありました。彼の言葉からいくつかを紹介します。

① 「どんな映画にも、必ず良い所は有る。だから、その映画の良い部分について語りたい」。

② 「映画に限らず、一流の物を見なさい。美の栄養を吸収しなさい…」。

③ 「私は嫌いな人に会ったことが無い。それぞれに個性があるから、互いにそれを認めて行くべし」。

今日の切り絵は、淀川さんの似顔絵です。今日は、彼の有名な決まり言葉で終わります。「それでは次回をご期待ください。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」。

#淀川長治#日曜洋画劇場#映画鑑賞#似顔絵#切り絵#おうちカフェさんちゃん#おうちカフェ#小さいカフェ#柏市

おうちカフェ さんちゃん

こんにちは!「おうちカフェさんちゃん」です。皆様が気楽でのんびり過ごしていただけるお店です。季節の移ろいを丸窓から眺めながら一息つきに来てくださいね。

0コメント

  • 1000 / 1000