菊の花咲く

散歩をしていたら、道端に菊の花が、ぶっきらぼう(失礼!)に咲いていました。「アスファルト舗装されている道と、健気な菊の花のコントラストが面白いなあ」と思いました。

そういえば、松尾芭蕉(1644年~1694年)にこんな俳句があります。

「菊の花 咲くや石屋(いわや)の 石の間(いしのあい)」

意味:菊の花が咲いているよ。石屋(いしや=石工)の並べて置いた石と石のあいだに。

この句で、芭蕉は自然である菊の花が人工物の中にも息づいていることを詠みました。無骨な石の並ぶ場所にひっそりと花が咲いている情景から、自然のしたたかな生命力が感じられます。

石の冷たさの中に咲く菊は、「寂(さび)」の世界なのでしょう。華やかに咲くのではなく、ひっそりと、しかし確かにそこにある美。芭蕉の「侘び・寂び」の美意識がよく表れています。

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