永遠の前の一瞬

曽野綾子さん(1931年~2025年)のエッセー集に『永遠の前の一瞬』(1986年)という作品があります。タイトルに惹かれ、古本屋で最近、買いました。

『永遠』というのは、悠久の時の流れです。『一瞬』というのは、個人の寿命です。つまり、『永遠の前の一瞬』というのは、「私たちは、自分の死後も続く、永遠の時の流れの前の、ほんの一瞬を生きているに過ぎない」ということです。

人類が続く限り、モーツァルトやビートルズの音楽は残るかもしれない。シェイクスピアの戯曲やピカソの絵も、偉大なスポーツ選手の躍動も同じです。しかし、私のように大部分に属す者たちは、きっと記憶に残らない。すぐにキレイに忘れ去られます。

『永遠の前の前の一瞬』をどう生きるべきか? 多分、それは誠実に生き抜くことだと思います。人間だから、失敗したり、誰かに迷惑をかけてしまうこともあると思いますが、それらについて、しっかり謝ってから、一生を終えられればOKだと思います。

これからの時期、年末年始にかけて、久しぶりに会う人たちもいるでしょう。『永遠の前の一瞬』を大切にして、楽しみたいと思います。今日の切り絵は、ビートルズです。

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