「君が代」はラブソング?
昨日(12/12)の参院予算委員会で、国歌「君が代」について「歌詞の意味や解釈が統一されているわけではない」と首相は述べたそうです。今日は、この歌の歴史について書こうと思います。
「君が代」の歌詞の原型は『古今和歌集(905年)第7巻』賀歌の部に“よみ人しらず”で記載されています。「わが君は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」というもの。意味は「あなた様は、千代も八千代も長生きしてください。小さな砂利が、悠久の年月を経て巌となり、さらにそれに苔が生えるほどまでも」です。
そして長い期間を経て、「わが君は」の部分が、「君が代は」に変わっていきました。
つまり「わが君は」は天皇を指すばかりでなく、広い意味で使われていました。昔は、主君、父母、親族、配偶者、友人なども当てはまっていたのですね。自分が敬愛する人への長寿のお祝いの歌でした。私は、「君が代」は元来ラブソングだったと思っています。
今日の写真は、ウチから程近くにある千葉県野田市 愛宕神社の「さざれ石」です。「さざれ石」は全国各地で見ることができます。
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